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【中秋の名月】月と睡眠について

皆さんは、中秋の名月というものを知っているでしょうか。
中秋の名月とは、太陰太陽暦8月15日の夜に見える月のことです。

現在の暦(新暦)ですと、9~10月頃にあたり、今年2021年は9月21日とされています。
中秋の名月は、「一年で最も美しい月」と言われています。

そして、気候なども相まって一番美しい月を見る事ができる日に、
みんなでお酒でも飲んで、秋の収穫に感謝しよう!と始まったものが「お月見」です。

今年は8年ぶりに満月と重なります。
19時頃、東の空から登っていき、21時頃には南東の空に見えます。

Night Routineを運営する、
株式会社FUN Recipeの公式noteでも中秋の名月について、記事にしているのでそちらも読んでみてください!

月と睡眠

米科学誌カレント・バイオロジーの研究結果によると、
「満月の夜には人は寝付きが悪くなり、睡眠時間も短くなる」という結果が出ていると記されています。

研究チームは、月の周期を一切知らせていない状態で33名の睡眠時間を観察しました。

観測した期間は、新月と満月の夜、計二晩。すると、満月の夜の平均睡眠時間は、
新月の夜に比べ、19分少なくなり根付くまでにかかる時間は平均で5分長かったことがわかっています。

研究ではまた、覚醒と睡眠を切り替えるホルモン物質であるメラトニンの量が、満月の夜には少ないことも示されました。

満月前症候群

満月の前後になると自律神経が乱れ倦怠感やイライラが起こったり、
眠気や頭痛といった症状が現れます。これは、月の引力が関係していたり、塩の満ち引きに関係していたりと諸説あります。

イライラや不安、緊張など、自律神経の交感神経が優位な時に起こりがちです。

自律神経が乱れたときは「牛乳」

牛乳に多く含まれるカルシウムは、交感神経の働きを抑える効果があります。

他にも牛乳には「トリプトファン」、「ビタミンD」が多く含まれています。
トリプトファンは、睡眠を誘発する物質である「メラトニン」の原料となる物質です。

ビタミンDは、メラトニンの元になる物質「セロトニン」を作る成分です、
牛乳からビタミンDを摂取すれば、トリプトファンと同様に睡眠誘発効果が期待されます。

なんだか体調がすぐれない、など感じた際はホットミルクを飲むことで気持ちを落ち着かせることができます。

また、ミルクに豊富に含まれる栄養素は大きく睡眠に効果があります。
下記の通り、どの栄養素もぐっすり眠るために必要なものばかりです。これらが、深い質の高い眠りへと導いてくれるのです。

ミルクの主な栄養素

  • カルシウム

ホルモン分泌を正常にし安定させます。
また、神経的な興奮を落ち着かせてくれます。

  • ビタミンB12

疲労緩和、体力低下抑制、貧血予防、精神の安定、記憶力アップなどの効果が期待できます。

  • トリプトファン

体内でメラトニンとして睡眠を促してくれる作用があります。
また、脳内では、睡眠導入効果、鎮痛作用、抗うつ剤、神経伝達物質セロトニン原料と言った役割を担っています。

https://tential.jp/journals/sleep/-/098 寝る前のホットミルクと習慣を見直せば、今日から眠りが変わる?

まとめ

月と睡眠は密に関わりがあることがわかりました。

意識しすぎることは良いとは思いませんが、自身の不調の原因を突き止めることは、大切なことです。

今年2021年9月21日は8年ぶりに満月の重なる「中秋の名月」。

帰り道でも、お家に帰ってきてからでも、月を見てみませんか?

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